「ユニバーサルデザインフード」とは?
介護食にも「レトルト」の製品がたくさんあるため、どれを選んだら良いか迷ってしまいがちです。そこで、まずチェックしておきたいのが「ユニバーサルデザインフード」のマークが付けられているかどうかです。
ユニバーサルデザインフード(UDF)とは、主に食べやすさを重点的に考えられた加工食品の事で、介護食はもちろん、「とろみ」が付けられた飲み物等があります。これらの製品にはユニバーサルデザインフードである証明として、パッケージにマークが付けられています。
最適な介護食は「粘度」を参考に
なぜ、ユニバーサルデザインフードにこだわるのかと言うと、パッケージに付けられたマークを見ただけで、簡単に「かたさ」の基準がわかるためなのです。ユニバーサルデザインフードには4つの区分(粘度)があり、
・容易にかめる
・歯ぐきでつぶせる
・舌でのばせる
・かまなくてよい
以上の区分のいずれかから、適した粘度のレトルトを探し出すことが出来るのです。
市販で販売されている有名メーカー品にも、このユニバーサルデザインフードの区分が表記されていますので、レトルトを選ぶ際の参考にもしやすいです。
おすすめのレトルト食品
レトルト介護食のメリットは、非常食として長期保存ができるという点や、調理が出来ないときでも簡単に食べることが出来るため、旅行先などでも利用しやすい事が挙げられます。
レトルトの介護食の中でも最もおすすめとなるのが、キユーピーの「やさしい献立」シリーズ。
種類は全部で55種類にも及び、それぞれの区分でも10種類以上のラインナップが揃っているので、食べ飽きるという事も少ないでしょう。
介護食を食べる方も美味しく食べることができ、介護をする方も非常に容易に食事を作ることが出来ますので、介護の悩みを減らしてくれるのも、レトルト食品の魅力のひとつでもあります。
「宅配食」が優れている点とは?
このように、介護食のレトルトには色々な利点もあるのも確かですが、残念ながら「手作りの温かみ」までは伝えることが出来ないのかもしれません。そこでおすすめしたいのが「宅配食」です。
宅配食も食べ物のやわらかさを選ぶことができ、冷凍で宅配されるので簡単に調理することもできます。
また、一番のおすすめポイントとなるのが、栄養士が考えた見た目も美味しそうなメニューです。
管理栄養士が献立を考えているからこそ、栄養バランスはもちろん、飽きの来ない食事を楽しむことも出来るんです。
レトルトもおすすめの介護食ではありますが、あたたかみのあるメニューや栄養バランスというのは、宅配食ならではのおすすめポイントと言えるでしょう。